見学・実習
見学について教えてください
見学時は、往復の交通費と宿泊費を全額補助しております。
宿泊は絆ガーデン(病院の宿泊施設)、満室の場合には郡山駅周辺のホテルにお泊まりいただけます。絆ガーデンの部屋は綺麗で過ごしやすく、大浴場もありますので、1日の見学の疲れを癒すことができます。また、レストランの朝食が美味しいと好評です。
アメニティやタオル等を持参していただければ快適に過ごせますので、遠方からでも安心して見学にお越しください。
見学時間は診療科によって異なりますが、おおむね8:30~17:00の予定です。臨床研修担当の事務職員による概要説明から始まり、ご希望の診療科見学や施設案内などを行います。
17:00以降は希望制で当直の見学も可能となっています。
実際に自分が研修医として当直に入るイメージがより一層しやすくなるはずです。お時間があればこちらもぜひ見学してみてください。
応募書類&採用試験
採用に関する注意点はありますか?
まず、病院見学や実習の有無、回数が採用試験の合否に影響することはありません。
実習・見学をしていなくても採用試験の受験は可能ですが、当院の雰囲気や研修の様子をご自身で確かめていただくためにも、一度は見学することをおすすめしております。研修医の実際の声を聞いてみると具体的な研修医の働き方が見えてくるはずです。
採用詳細は募集要項をご参照ください。
プログラム
カリキュラムと選択の自由度を教えてください。また、ローテーションはどのように決まるのでしょうか?
必修診療科は研修開始前に臨床研修担当が希望調査を行い、自由選択期間2ヶ月を含む15ヶ月分の大まかなローテート順を割り当てられます。当院では残りの自由選択期間が7ヶ月確保されており、主に2年目に充てられます。希望すれば1年時にも自由選択期間を割くことも可能であり、自分の希望診療科を早期にローテートできます。時期や期間については、特定の診療科に研修医が集中し過ぎないように調整を行います。
地域医療の研修病院は選べますか?研修病院の決定方法を教えてください。
協力施設の受け入れ状況により定員や時期の調整は必要ですが、基本的には研修医の希望を踏まえて決定します。
なお、与論徳洲会病院を希望する場合は、定員の都合により予め簡単な選考がございます。
救急
救急医療を経験する上でどういった環境が用意されているのでしょうか?
当院では、月3~4回の日当直と救急集中治療科ローテートにて救急医療を経験することができます。
■当直
内科、外科、脳神経外科、外傷の当直に割り当てられます。1年次のはじめ数ヶ月は主に準夜勤(17~22時)に入り、段階的に本当直(17時〜翌8時30分)へ移行するので、徐々に慣れていくことができます。また、必ず指導医、研修医2年次、研修医1年次の2〜5名で入り、指導体制が保証されているため安心して当直に臨めます。
さらにウォークイン、救急車ともにファーストタッチは研修医で行い、初期対応から治療方針まで、自ら考えて行動ができるように経験を詰める環境を作っています。
■救急集中治療科ローテート
当院では2年間の研修期間のうち、3ヶ月の救急集中治療科ローテート期間が定められています。1年次は救急外来部門での研修ですが、2年次は集中治療部門でも経験を積むことができます。
これにより従来の症例数に依存した研修よりも効率的で安全な研修が整備されました。
初期研修修了に必要な症例数や手技回数は、救急集中治療科をローテートする中で大部分を経験できます。当院独自に定めた一部の手技については経験回数を可視化する取り組みが行われており、研修医全員に一定以上の経験を積ませる体制が整備されています。
救急医療を経験する上で、体力の心配をする方も多くいらっしゃいます。当院では研修医の当直明けは帰宅させるよう病院全体に周知されているので、働きやすい環境です。また救急集中治療科はシフト制で時間を区切っているので、お子さんのいる医師も子育てをしながら働いています。
研修医について
初期研修医、上級医の出身大学はどこですか?
県内大学出身者だけでなく、国内国外、国立私立問わず様々な大学から研修医を採用しています。東北地域の臨床研修病院でも地域外からの応募が多く、大学とは異なる新しいコミュニティを希望する方にとって適切な環境と考えます。
県内・県外出身者ともに2023年度初期研修医の出身大学はこちらから参照してください。
初期研修医修了後の進路を教えてください。
当院では内科、外科、脳神経外科、整形外科、放射線科、救急集中治療科の専門研修プログラムが用意されています。ここまで幅広い診療科で専門医研修が可能な市中病院は珍しく、大きな強みだと思います。初期研修で培った上級医とのつながり、カルテ操作、病院のシステムなど慣れた環境で働けるので、スムーズに専門研修に臨むことができます。
2023年度の研修医の進路は次の通りです。
生活
研修のサポート体制について教えてください。
■仕事
ローテートの調整を始め3名の臨床研修担当者が随時サポートをします。いつでも気軽に相談しやすい環境です。
また、当院ではメンター制度が導入されており、指導医+研修医の小グループで構成されています。グループごとに研修医の意見や悩みを吸い上げて、研修管理委員会と共有するシステムが構築されています。このシステムを通して、1年目の当直体制が変わったり、手技を実践する場が設けられたりと、研修医の要望をスピード感を持って実現しています。その他にもハラスメント相談窓口もあり、安心して研修に集中することができます。
■生活
研修医寮や借上アパートはありませんが、最大7万円まで家賃補助が支給されます。郡山エリアの家賃補助としては十二分です。また、病院付属の宿泊施設で生活することも可能です。ビジネスホテルのような居室を安価に利用できるため、研修医でも利用している人がいます。
郡山は雪が積もることは少なく、冬の生活もあまり心配はいりません。車社会なので日常生活は車があった方が便利です。東京へは新幹線で約90分、仙台60分とアクセスが良く、日帰りで遊びに行ったり、気軽に週末帰省することも可能です。オフの日には同期とカフェ巡りやランチに行ったりと、院外の生活で困ることはありません。